〔011〕八甲田山 (1,585m)
2008年07月24日(当時59歳)
'03年07月に訪れた時は登り始めから雨で、雨の中、ピークハントとして登ってしまったが、
山頂から何も望めない山歩きとなってしまい、いつかはリベンジしようと思っていたが・・・
青森県十和田湖町
標高差:660m
『日本百名山』 リベンジは失敗だったが、キンコウカの広大なお花畑を見ることが出来た。
登山口 |
沢ノ湯地獄 |
八甲田清水 |
鏡 池 |
大 岳 |
5:55 |
6:56 |
7:06 |
7:37 |
7:47 |
登り:1時間52分
リベンジ失敗
羅臼岳、斜里岳は悪天候で登頂断念、八甲田山は登ってみたが、雨さえ降らなかったものの前回とまったく同じガスの山頂で展望を得ることがリベンジ失敗。
青森県まで遠征してリベンジ失敗は辛い。
次回は八甲田R・Wを利用して紅葉の秋にリベンジを狙う予定とする。
昨日の温泉
登山口にある”酸ヶ湯温泉”入浴料600円に入る。混浴の千人風呂に行ってみるが、ここは湯治だけで洗い場は無かった。 探してみると普通に体が洗える小さな湯船があった。
混浴の千人風呂はババアばかりだし、広くて湯煙で何も見えなかった。
青森市のHPより
那須火山帯の中の、八甲田火山群地域を八甲田連峰と称します。
大岳(1,585m)を主峰として高田大岳、井戸岳、赤倉岳、前嶽、 田茂萢岳、小岳、硫黄岳、石倉岳、雛岳の10の山々を北八甲田といい、 櫛ケ峰をはじめ6峰の山々を南八甲田といいます。
それぞれの山は円錐状から台形状になっており、中でも、 高田大岳と両側に同じ間隔である小岳、雛岳と噴火口の無い三峯が連なっているのは、 火山帯としては珍しいものです。
八甲田連峰は、どれも四方にきれいに裾を開くようになっています。 そのため川が多く流れ、上流では美しい渓谷や滝がよく見られます。 火山のなごりとして、地獄沼などの噴気孔跡や温泉も数多くあります。
今回の遠征
(欲張った計画をしたが東北・北海道の天候が悪く雨の日には登らないポリシーから大半を中止とした。)
大 岳 |
避難小屋 |
城ヶ倉分岐 |
登山口 |
7:47 |
8:06 |
9:34 |
9:53 |
下り:2時間06分
全工程:3時間58分(休憩時間含む)
露払いをしてもらう為に2番手で5時55分に出発する。
登山口には自動カウンターが設置してあった。
酸ヶ湯温泉の少し上側、登山口にある広い無料駐車場には綺麗な
トイレあり。 天気が悪いせいか来ている車は少ない。
天気待ちの為、ここで二泊するが、天候の回復の兆し無し。
ガスで展望を得られないのでガイド板で誤魔化しておきます。
登り始めは笹の生い茂る嫌な道が続く。こんな道だったかなー
と記憶を辿るが記憶からはこんな嫌な道は消されていた。
45分程、笹原の嫌な道を歩くと視界が開けて来るが、ガスで何も
見えない。 おまけに露払いの先行者を抜いてしまった。
ここから先はおいらが露払いをすることになってしまった。
1時間程で、はっきりと記憶に残っている”地獄湯の沢”に到着する。
”湯の沢”を過ぎると石がごろごろした沢の中を登っていく。
てな事です。
仙人岱のど真ん中にある”八甲田清水”。
廻りはフラットな湿原なのに清水がこんこんと沸いている。
木道の伸びる ”仙人岱”の湿原に出るが、
前回と同様、お花はほとんど咲いていなかった。
てな事ですがお花は少ないです。
1時間14分にて ”小岳分岐”を通る。 小岳には行く予定無し。
溶岩石のきつい登りに差し掛かる。
池塘があったが池底には普通の草が生えていたので、
連日の雨で水が溜まっただけの感じがした。
生き物が居るかまでは確認出来なかった。
1時間42分にて ”鏡池”に着く。
ガスが濃くなり小さい池の端までが見えない状態だ。
”鏡池”から少し登ると1時間52分にて 八甲田山最高峰の ”大岳”(1,585m)に着く。
山頂は完全にガスり、リベンジは完全に失敗、次回に期待するしかない状態で直ぐに下山する。
毛無岱側に下山するが、しばらくは笹の茂る嫌な道が続く。
”大岳”から下山すること19分にて ”避難小屋”に着く。
天気が良ければ井戸岳側に周回する予定であったが、
今日の天気では行ってもしょうがないので毛無岱側に下山する。
避難小屋からまもなく ”上毛無岱”の広大な湿原に出る。
一面が黄色い花で染まっており薄曇ではあるが、今回一番の眺めを得ることが出来た。
見渡す限り ”キンコウカ”が咲いているが、他のお花がほとんど見られなかった。
一面の黄色い花は ”キンコウカ”だった。
晴れていれば案内板の様な山々が見えたのであろうが、
今日は山の片鱗も見ることが出来なかった。
今日の天気では湿原を眺めながら下山するだけであるが、
”尾瀬沼”のニッコウキスゲと同様にすごい花の量だ。
”上毛無岱”から ”下毛無岱”への長い木製階段を下りる。
ネットでよく見る ”下毛無岱”の景観であるが、この天気では絵にならない。
所々にある ”池塘”がいい雰囲気を出してくれている。
下毛無岱も ”キンコウカ”のお花畑と ”池塘”が点在していた。
所々に木製テラスとベンチが設けてあり、絶好の休息所になっている。青森県まで来て ”あーぁ、リベンジ成らなかったか!”
がっくりと肩を落とす寂しそうなハイカー一人。
”下毛無帯”から樹林帯に入りしばし下ると
”酸ヶ湯温泉”が望める高台に出る。 奥に見えるのが無料駐車場。
はっこうださん
露払いをしてもらうはずだった栃木の御夫婦がゆったりと歩いて来る。
ここから先にはササ原がないので、おいらが先行して問題はないだろう。
避難小屋から ”上毛無岱”へは樹林帯のササ原道となる。
体力的にはまだ元気であるが、リベンジ出来なかったことにより
精神的には参っている。 背後の山々はガスでまったく見えていない。
木道で整備された散策道には所々に休息所が設けられていた。
”アジサイ”の原種だろうか?
約4時間の歩きで ”酸ヶ湯温泉”の ”無料駐車場”に戻り
リベンジを失敗した ”八甲田山”を終える。 涙!